お金と時間、どちらが大切なのか。
仕事をしていると、とても悩むテーマだと思います。
一般的な話、働きすぎている人は時間が欲しいと感じるし、逆に給料が少ない人はお金が欲しいと答えます。
隣の芝生は青く見えるものです。
大前提として、お金と時間は両方とも大切です。
ですが「お金と時間、どちらの方が大切なのか」という二者択一の答えを自分なりに出しました。
結論、時間です。
なぜ僕がお金よりも時間の方が大切だと思っているのか。その理由は
- 人生が充実し、幸福度が高くなる
- 大切な人と過ごす時間はプライスレス
- 時間は有限資産である
からです。順に詳細をお話しします。
人生が充実し、幸福度が高くなる

自由な時間があると「人生」について考える余裕が生まれます。
自分の人生をゆったりと考えられる結果、生きる意味を見つけることができ、人生が充実すると僕は考えています。
と言いますのも、僕は大学院時代、ほぼ毎日10時間以上研究をしていました。
自分で決めたこととは言え、10時間も研究をしていると「生きる意味って何だろう」と悩んでくるものです。
正直、とても辛かった。
僕は勇気を出して研究室を一時的に休みました。
自分自身と向き合あった結果、見栄のために有名な研究室に入ったと僕は気がつきました。
大学院時代の経験から見栄を張ることを辞めようと決めました。
その結果今は大学院時代とは異なり、自由に自分らしい毎日を過ごせています。
給料は高くないものの、残業がほぼない職場に就職しました。
さらに自由時間が増える=自己決定する機会が増えたため、幸福度も向上しました。
神戸大学社会システムイノベーションセンターの西村和雄特命教授と同志社大学経済学研究科の八木匡教授は、健康、人間関係に次いで、自己決定感が幸福度に影響を及ぼすと発表をしています。
実体験からも、時間に追われていた頃よりも「今の方が幸せ」だと胸を張って言えます。
改めてですが、時間はお金には換えられないと感じました。
大切な人と過ごす時間はプライスレス

時間がないと大切な人(友人、仲間、恋人や家族など)と過ごす時間が減るのは想像ができると思います。
その結果、孤独感が増すだけでなく、後悔も多くなると僕は考えています。
事実として「家族と過ごす時間をもっと作ればよかった」という後悔をよく耳にします。
以上のことから、大切な人と過ごす時間は、お金には換えられない一生の財産だと強く考えています。
過去の後悔は買い戻せない。
時間は有限資産である

時間はあなたの命そのものであり、有限です。
例えば、30~31歳の1年間を時間に換算すると「24時間/日×365日/年×1年=8,760時間」になります(ピンとこない数字ですが)。
言い変えると、8,760時間が経過したらあなたは、30歳ではなくなってしまいます。
どんなに地位や名声がある方でも、です。
8,760時間をどう使うかはあなた次第。
人間は幸せになるために、自分の限りのある時間を使う権利があります。
今頑張ってお金を稼ぐことも大事ですが、今しかできないことがあるのも事実。
一度きりの人生。
目の前の1分1秒を大切にしたいですね。
時間を大切に思っているからこそ、お金の勉強をしている
ここまでお金よりも時間の方が大切だという話を、理由も併せてお伝えしました。
「時間が大事なのはよく理解できたけど、もっとお金が欲しい!」と言いたくなる場合があるでしょう。
今よりもお金が欲しくなった場合、自分にこう問いかけて下さい。
そのお金は、今の貴重な時間を犠牲にしてまでも必要ですか?
この回答が「心の底からのYes」なら時間を使って稼ぐべきでしょう。
そうでないなら、一度立ち止まることをオススメします。
ここで、お金の持ちの方の事例をご紹介します。
僕は数々なお金持ちを見てきましたが、現状で満足している人は少なかったです。
つまり人は今よりもお金を稼いだとしても、すぐに稼いだ状態に慣れます。
その結果、もっとお金が欲しくなります。
お金を稼いだとしても、またお金が欲しくなる。
結局人はどんなにお金を稼いだとしても、満足できない生き物なんですね。
この事実を踏まえて僕は「最小の働き時間で、暮らせるだけのお金を稼ぐ」を意識しています。
要するに現状の生活に満足感を覚える、ということですね(足るを知るとも言います)。
実践するには、倹約や投資などのお金の知識が必要となります。
僕は自由な時間を増やしたいからこそ、お金の勉強をしています。
この価値観を押し付けるつもりはありません。
ですが「さいたの考え良いな」と思ったのなら、今後も僕と一緒にお金の勉強をして頂けると嬉しいです!
まとめ
- 大前提としてお金と時間は両方大切だが、強いて言えば時間の方が大切
- さいたは最小の働き時間で、暮らせるだけのお金稼ぐ
- 時間を大切に思うからこそ、お金の勉強をする
この記事を読んだあなたの、後悔のない選択の一助となれば幸いです。