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2月15日。
僕は緊張をしていた。
というのも僕が初めてAKさんとマッチングアプリで出会って、電話をする日だからだ。
僕とAKさんはこの日仕事があったので、22時から電話をする約束をしていた。
幸いにもこの日は急な仕事がなかっため、定時退社できた。
定時退社後、いつもの電車に乗る僕。
頭の中は「どんなことを話せば良いのだろうか、嫌われないだろうか」でいっぱいだった。
初対面の人と話すことはあまり緊張しないタイプだけど、この時はさすがに違った。
なぜなら、失敗が許されないと思うくらい、AKさんは魅力的な女性だったからだ。
僕は19時前に夕飯を食べ終え、小休止。
お風呂に入って21時には電話準備ができた。
22時まであと1時間もある。
この1時間を有意義に使おうと読書を開始。
けど時間を気にしすぎで、全然内容が頭に入ってこなかった。
なんやかんやで時が過ぎ、22時前を迎えた。
緊張と同時に、AKさんがどんな声をしているのか、という楽しみもあった。
22時。
相手も電話準備ができたとのことで、僕は電話ボタンを押した。
もしもし。
相手の声を聞いて、良い意味で想像とは違う声がした。
想像以上に優しい声だなと思った。
最初は30分くらい電話ができればいいなと思っていたけど、話が弾み1時間以上電話をした。
けど体感時間は10分前後。
退屈な時間は長く感じ、楽しい時間はあっという間に過ぎる。
なんか不公平な世界で僕らは生きているなと思った。
最後には「おやすみなさい」と言って電話を切った。
小学生みたいに興奮していたせいか、僕はこの日は中々寝付けなかった。
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